グランドピアノのクリーニング実施記録

先日お伺いさせていただいた、グランドピアノのクリーニング作業をまとめました。

今回は、東京都江戸川区へとお伺いしました!

まずはお見積りをさせていただきました。

ピアノの状態をご説明させていただいて作業内容への了承をいただいて作業開始となりました。

ピアノはKAISER(カイザー)です。

汚れやサビが目立ちますね~!主な症状として、

・全体的に弾きにくい(鍵盤が重たい、反応が悪い)

・音が伸びたままになる所が多々ある(ダンパー止音不良など)

・サビ、カビ、汚れがひどい

等、やりがいがありそうなピアノです^^

~作業開始その①~

さて、作業が始まりました!

まずは、グランドピアノのアクション部分を引き出して分解します。

中身(アクション)が出ました。

そして、お掃除です。

ホコリが溜まっていますね!

ひと拭きでこの汚れ!

2名で作業出来るので、1人はダンパーの止音不良と格闘中!

角度や、位置の微調整、動きの不具合の調整など細かい作業です。

錆びて変色してしまったピン(左)も1本ずつ磨いていきます(右)

これをするだけでもかなり鍵盤の動きが変わります!

あれやこれやと使って、お掃除・・・

2名それぞれ格闘中!

これだけの作業でも、気づけば3時間くらい。。。

普段の調律ではなかなかゆっくりと向き合えない作業です。

~作業その②~

細かいところのお掃除が完了したら、次は整調の作業へと入ります。

鍵盤の高さや沈む量を揃えたり、タッチ感を均一にしたり、

細かい寸法を整えたり・・・

ここの作業はとても繊細で細かく、重要です。

そして、必死なのであまり写真がありません(笑)

調整しては弾いて、弾いては調整してを繰り返し、微調整を重ねて、

弾きやすいタッチを目指していきます!

また、依頼主の方にも弾いてもらい、なるべく好みのタッチ、音色へと寄り添えるように調整していきます。

文字にするとあっという間ですが、この作業にはほとんど半日をかけました。

~作業その③~

上記の作業が終わればもう一息!

仕上げの調律をします。

その合間に錆びてカビのひどいペダルも・・・

ピカピカに仕上げ(^^♪

調律も仕上がり、音を再確認。

金属を磨き、ワックスをかけます。

文字もピカピカにして、

作業完了です!

今回は、3日間に分けての作業でした。

移動距離や、作業できる時間にもよりますが、

私たちとお客様との間で無理なく作業出来た時間配分かなと思います。