Atlas A2C(アトラスピアノ)

こんばんは~!

今日も昼は真夏のような暑さでしたが夜は過ごしやすいですね!

さて今日は最近の調律の中からピアノの紹介をしたいと思います。

ATLAS PIANO(アトラス ピアノ)

ご存じでしょうか。

1960年創業の日本のピアノメーカーで、1961年には日本で最初のピアノJIS工場に認定されたそうです。

国産のピアノメーカーとして、ヤマハ、カワイにつぐ勢いを誇るピアノメーカーでしたが、現在は生産をしていません。

 

今回私が調律にお伺いさせていただいたピアノ

アトラスピアノ

Atlas A2Cという機種で、製造は1967~1972年。

おおよそ45年前に製造されたピアノです。

そして、今回の調律はなんと35年ぶり!

持ち主の方がピアノを再開されるとの事で、嬉しいですね♪

もちろん音は半音下がり、ネジはサビサビ・・・。

お掃除からはじまり、部品の交換、調整・調律を丁寧に時間をかける事によってかなり良い状態になりましたよ(^O^)

外装が白い!?

中身は良い状態になったピアノですが、

外装、つまりピアノの外側が白くなっているのが気になります。

白い塗装ではなく、黒いピアノが日に焼けたような指紋の痕のようなもやもやっとした白い曇り。

実は、この頃のピアノは現在のピアノの塗装に広く使われている固く丈夫なポリではなく、

カシューナッツから作られた天然素材のカシュー塗りなのです。

日本の漆と似ていて、あくまで私の主観ですが、しっとりとした奥行があるような柔らかいようなイメージがあります。

現在のピアノは、ピアノブラックと呼ばれるように艶っぽくスタイリッシュでスマートな感じがしますよね(私の主観)

ですが、カシュー塗りは水拭きに弱く、水分や液体が垂れると白く痕になって残ります。

また、経年変化や日光に当たり続ける事でも変色してしまいます。

きれいにするには、工場に送って新しく塗装をするのが一番ですが、

なかなかそこまでは難しいですよね。

そこで、コンパウンドを使い変化のひどい側面の1面を手磨きで磨きました。

(かなり力と根気と時間がいります。終わるころ、腕がプルプル(*_*))

コンパウンドならなんでも良いというわけではないので注意が必要ですし、

そもそも、カシューのような天然素材には向かないものです。

写真は撮り忘れましたが、最初とは見違えるほどになりましたよ!

 

ohana pianoではクリーニングに力を入れてますので、お気軽にご相談くださいね~!

 

 

 

 

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