wurlitzer C153
最近、ヤマハが続いていたので、今日は別のメーカーの音色を楽しみました。
WURLITZER(ウーリッツァー)というのはアメリカのメーカーで、
普通のピアノよりも電気ピアノ、ジュークボックスなどが今は有名なようです。
今日も、電気ピアノだったらどうしよう、、と思っていました。
あ、電子ピアノではなく、電気ピアノというのは、、また別の機会に(笑)
私も二回ほど調律した覚えがありますが、あれは調律師的にはなんとも言えない楽器ですね^^;
今日は「普通の」アコースティックピアノで、
素敵なウォルナト艶消し色のベビーグランドピアノでした。
ハンマーが硬く、、、英語の色々なサイトでは「ゴージャス」な音色と表現されていますね。
さて、機種名のC153の「153」というのは奥行き153cmという意味です。
グランドピアノは、幅と高さはすべての機種でほとんど一緒ですが、
問題は奥行きなんですよね。
楽器にストレスをかけないように作れば、コンサートグランドのような3メートル近い長さになるのでしょう。
でも、一般家庭ではそんなのを置くのは無理です。
ではどうするか。
ピアノは、コントラバス、チェロ、ビオラ、バイオリン、を並べているようなものです。
どうしてもこの部屋にはビオラよりちょっと大きいくらいしか部屋に入らない、となれば、
チェロに、コントラバスの低音が出るような太く短い弦を張り、
チェロ、チェロ、ビオラ、バイオリン、と並べて、
さらにチェロ同士を傾けて交差させるという方法しかありません。
ありませんかね?
まあ、現状はそうなっています。
そこまでしてまで、お部屋に入れたいのですっ。
だからこそ、私は外装がとても大事だと思います。
木目の小型ピアノは、お部屋にとても馴染んでいましたよ。
黒では、いくら小さいピアノでも、お部屋を圧迫してしまうのです。
ヤマハのXシリーズでは、本体プラス30万で木目に変更ができます。
でもどうせ30万も出すなら、家の床や家具と相性の良い木目の化粧板を使いたいですよね。
特に新しいマンションなどでは、フローリングやドアの木目に、時代感が反映されていて、
そういう「色」も、お家の購入のきっかけになってるはずなので、
ピアノがその世界観を壊すような存在になってはいけないと思います。
ヤマハには、ぜひ住宅メーカーや小売りと協働して、
お客様が色味をもっと細かく指定できるようにしてもらいたいものです^^
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